「第16回 小笠原道大杯」新たな舞台で輝いた笑顔と歓声そして小笠原さんが贈った成長への”鍵”

最優秀選手は小笠原さんからの直筆サインバットを贈呈

熱気が冷めやらぬ中、表彰式が始まる。優勝の稲荷木イーグルス、準優勝の新浜野球部、そして3位の市川南スパローズがグラウンドに整列。ここで小笠原さんが登壇し、各チームに賞状を手渡した。

小笠原さんから各チーム表彰状を受け取った

また、優勝から3位までそれぞれ金・銀・銅のメダルが用意されており、各色に縁取った野球ボールの中に小笠原さんのサインが刻まれている。

稲荷木イーグルスナインには、小笠原さんから直接1人1人首にかけて握手を交わした。

入賞メダル(写真上)を小笠原さんが一人一人にプレゼントした

その後は個人表彰として、最優秀選手と優秀選手賞を3チームの中から1人ずつ選出。

優秀選手賞では、現役時代の折れたバットから再利用してつくられたサイン入り木製メダル、そして最優秀選手には現役時代の使用モデルのサイン入り木製バットが贈呈される。

映えある最優秀選手には、決勝で4番として2本のタイムリーを放ち優勝へ導いた稲荷木イーグルスの川内選手、優秀選手には新浜野球部の田中啓斗選手・市川南スパローズの横川風人選手が選ばれた。

最優秀選手に輝いた川内選手

中嶋会長らが挨拶「市川市には素晴らしい素質を持った選手がたくさんいます」

表彰式を終えると、主催・来賓を代表して挨拶に。まずは、連盟の中嶋貞行会長が最初にマイクの前へと立ち、球場にいる方達に向けて伝えた。

「市川市には素晴らしい素質を持った選手がたくさんいます。もしも、まだ思うような力を出し切れないと感じたら、『これからどうすればいいか』を深く考えて、監督やコーチに指導をいただければと思います。

指導者そして親御さまへ。これからも選手たちに寄り添い、育ててください。よろしくお願いします。選手のみなさんも、ぜひこの冬に練習を積んで力を蓄えて、来年素晴らしい成績を収めてくれることを願っています」

市川市少年野球連盟・中嶋会長

次に市川市文化スポーツ部の森田敏裕部長が挨拶。公務の関係で途中までの参加だった田中甲・市川市長の”代打”として上がった。

「本日優勝されました。稲荷木イーグルスの皆さん誠におめでとうございます。また、新浜野球部の皆さん、惜しくも準優勝という結果になりましたが、この経験を糧に、ぜひ次の大会でも再び優勝争いされることを期待しています。

さて、妙典少年野球場があります一帯は公園エリアの一部完成により、先月末に”ぴあぱーく妙典”としてオープンしました。この野球場も電光掲示板やナイター設備も整い、より充実した施設として皆様にご利用いただけるようになったと考えております。

将来この球場でプレーした子供たちが、小笠原様のように、プロ野球で活躍する日が来ることを楽しみにしております」

市長に代わり挨拶した市川市文化スポーツ部の森田敏裕部長

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