「皆さんと共にコミュニティを創っていきたい」鈴木啓太が描く未来に向け伝えたいこととは?〜連載インタビュー最終回〜

AuB社は現在、商品についての広告は多く出していない。プロモーションも大切な要素であるが、それ以上にユーザーの意見や双方のコミュニケーションを重要視している。

”多くの方に腸内細菌の大切さを知ってほしい”

その目的があるからこそ、ユーザーの生の声を大切にしたい想いを持っている。

「我々としては広告を出して商品を宣伝し、買ってもらばいいという話ではないと考えています。例えば、『腸内フローラって何?それってヨーグルト食べること?』って思われる部分があると思いますが、いやそうではないと。

詳しい方は知っていますが、馴染みのない方々にどうしたら腸活を日常の中に取り入れていただけるか、それを今もずっと考えています」

コロナ禍においてもAuB社は歩みを止めず突き進んだ。

大きな出来事の1つとして、鈴木が15年以来の”古巣復帰”を果たしたことだ。浦和レッズと21年2月下旬にパートナー契約を締結した。アカデミーの強化を目的としており、サプリメント「AuB BASE(オーブ ベース)」の売り上げの10%を、アカデミーの強化費等に充てる。

16年プレーした浦和レッズとパートナー契約で”復帰”した(写真は2009年当時)

特設する浦和レッズ専用特設ECサイトにて販売し、“腸活”を通じレッズサポーターの健康に寄与することで、16年間在籍したクラブへ新たな形で恩返しを始めた。

また、20年10月には第二弾「AuB MAKE」を販売開始することを発表。こちらも「AuB BASE」同様に、創業からの研究結果を凝縮したもので、商品化まで約4年かけて完成した商品である。

「筋肉と腸と栄養の関係」に着目した腸内環境を整えるプロテインとして、21年1月から販売開始している。

今後は商品化や特許ビジネスを具現化するため、現在は安全面の検証と並行しながら企業や研究機関などのパートナーを増やすべく活動している。

AuB第二弾の商品となったプロテイン「AuB MAKE」

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