
「どんな状況でも打ち切る」川崎・津山尚大が貫く覚悟と勝負を分ける“一投”への準備
22日、ホーム最終戦を終えた川崎ブレイブサンダース。東急ドレッセとどろきアリーナで琉球ゴールデンキングスと対戦した。
勝利で飾ることはできなかったが、かつて在籍したチームを相手にした津山尚大は試合をこのように総括した。
「今日は相手の強みであるディフェンスの強度に対して、前半思うようにうまく攻めれなかったんですけども、後半最後の笛が鳴るまで戦い切れたことや、強いチームに対してチャレンジできた点は良かった点だと感じています」

島根から今季加入し得点力を期待された背番号13は、新天地に移ってもその実力を大いに発揮。
シーズン平均得点はキャリハイの9.1点と、チームの日本人選手の中でもトップの数字をマークしている。開幕時から今シーズンのテーマを「シュートを打ち続けること」を述べるなど、強い自覚を持って臨んだ。
自身は、「二桁に達していないので、そこが課題だと感じています」と現状に満足しないながらも、以下のように収穫を述べた。
「試合によってシュートを打つのが多い日少ない日と差があったので、打つべきところはしっかり打ちに行く、寄ったところにパスを出すといった、自分の色をもっと出せたと思います。
ですが、僕がシュートを打ちたいときに打たせてもらうなど、やりやすい環境の中でやらせてもらっていました。
今シーズンは割と自分がクリエイトしてチャンスメイクしていく場面も多かったので、その点は本当に楽しかったですし、もっともっとうまくなりたいと思えているシーズンです」

シュートを打つこと、そして決めることを常に意識している津山。どんな場面でも・どんな体勢でも決められるよう、日々の練習から徹底して追及している。
「去年よりも走りながらアウトナンバーの中で打ち切るシュートは増えたと思いますし、ピックアンドロールからでもそうですが、一対一の部分でも打ち切れる場面が出てきました。
ですがそこに満足せず、もっともっとスキルを伸ばして、どうやったら効率のいいシュートを打てるのかをずっと追いかけています」

取り組んでいることの一つとして、ハードな練習を終えた後に走り込んだ後にコンタクト練習をしていると以前の取材で語っていた。その意図は第4Qの最後、1点を争う勝負どころでいかにシュートを決められるかを想定したものだった。
「1年間に一度あるかないかの機会にも備えて取り組んでいます」と話しており、試合終了残り数秒で負けていても自らのシュートで勝利を呼び込みむなど、チームの救世主となっている。
これらの過程について津山は、以下のように明かしてくれた。
「動きの中でシュートを打ち切るというワークアウトをしてました。体がきつい状態にあえて持っていくことも一つやっていましたし、コンディションの部分では体重を管理をしながら、走力を上げられるようにやっていました」
あえて自らを徹底的に追い込む状況を作り出してきた日々は、確かな自信として積み上がっている。残りはアウェーでの4試合、サンダースファミリーに向けてメッセージを送った。
「今シーズンうまくいかないことの方が多かったのですが、最後までファンの皆さんに応援していただいて本当に感謝しています。残り4試合、一つでも多く勝てるように頑張っていきたいです」

残り試合もその強いマインドセットと入念な準備を武器に、津山は勝利へ導くシュートを打ち続ける。
(写真 / 文:白石怜平)
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