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元西武・髙木大成 「感慨深かったです」新生メットライフドームで実現した理想の形 〜著書出版記念特別インタビュー第5回〜

少年時代の髙木も「外野席も近くて見やすかったですし、まだ芝生席で子どもの頃に父と寝転がって観戦していたのですが、それが楽しい思い出になっています。花火も上がりましたし」と語るほどだ。

ネット裏方面の販売を強化するため、08年オフにバックネット裏エリアに飲食店やトイレを新設。特別感のあるグループ席「ダグアウトテラス」を導入した。

さらに、40周年記念事業では「ネット裏カウンターシート」や「ネット裏パーティーテラス」などプレミアム感のある席を多く新設。最大の目玉はバックネット裏地下部分を改装した「アメリカン・エキスプレス プレミアム™ラウンジ」である。

アメリカン・エキスプレス プレミアム™ ラウンジ」に飾られているチャンピオンフラッグ(球団提供)

現在も新型コロナウイルス感染拡大の影響で入場数に制限はあるものの、ネット裏のチケットは常に争奪戦となっている。

「今では1番値段の高いバックネット裏までお客さまが普通に来るようになっていますよね。この工夫を凝らしたことはすごいの一言です。多少遠くてもネット裏に行きたいと思える。今回の改修の目玉でした」

ラウンジの中には日本一のチャンピオンフラッグ、優勝トロフィーなどが多く飾られている。仕事柄、テレビ局やメディアの方と関わることも多く、中へ案内することがある。来た方々は皆足を止めて見入っているという。

「あれはずっと見ていたいですよね、チャンピオンフラッグ。でももっと語れるものはたくさんありますから、今後もどんどん増えていくと思いますよ」と胸を張った。

最終回へつづく

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