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小笠原道大さん × 小笠原ミニ大さんによるトークショー開催!『健康』をテーマに語られた、体と環境づくりの実践術

2月某日、千葉県市川市内で小笠原道大さんのトークショーが開催された。なんとそのMCは、小笠原さんのモノマネを10年以上続ける芸人・小笠原“ミニ”大さん。

本人との共演となった豪華トークショーは、笑いありそして学びありの一時間が展開された。

(写真 / 文:白石怜平)

本人とモノマネ芸人による異色のトークショー

小笠原ミニ大さんは「パキオ」という芸名として活躍中の小道具芸人。それとともに小笠原さんのモノマネも芸の一つに持ち、打席での細かな模写は数々の野球番組で個別に披露されるなど、人気を博してきた。

今回はその本人とのトークショーという、ミニ大さんにとっても夢の時間が設けられた。

最初に登場したミニ大さんは、“細かすぎて伝わらない”小笠原さんのモノマネを披露し、早速会場を沸かせた。

最初はミニ大さんのモノマネで会場を盛り上げた

その後割れんばかりの拍手を浴びながら小笠原さん本人が登場すると、ミニ大さんがMCのバトンを受け取った。

かねてから小笠原さんの大ファンでもあることから、本人を目の前に「ガッツさん、僕は今すごい緊張してますよ!」と思わず本音を吐露すると会場が笑いに包まれた。

トークテーマは「健康」について。市川市は「健康寿命日本一のまち」をスローガンに掲げており、健康寿命の延伸に向けた様々な取り組みを発信している。

2人によるトークショーは“健康”がテーマに

トップアスリートとして身も心も磨き上げてきた小笠原さん。今回は市川市に居を構える縁もあり実現した。現役時代、過酷な試合の後に体のケアにも多くの時間を割き、最も遅くに球場を後にするなど己と向き合ってきた。

ミニ大さんがアスリートとしての体づくりについて質問すると、小笠原さんは現役時代に取り組んでいたことを明かしてくれた。

「自分はプロ野球の中でも体が大きい方ではなかったので、相当トレーニングは積みました。

トレーニングといってもウェイトトレーニングだけではなく、技術としてのトレーニングもそうですし、ランニングや体幹もです。そういった基本を期間で決めるのではなくて、継続してずっとやっていました」

試合でのルーティーンも含めると1年間がトレーニングだったと語る小笠原さん。種類が豊富で早くも会場は驚いた様子も見られたが、「ただ、やればいいってわけではない」とし、続けて補足した。

「休息を取ることも大切です。ストレスをかけてばかりだと体は悲鳴を上げてしまうので、睡眠といった休むということも大事なことです」

現役時代は鍛錬と休息のバランスを保っていた

日々の活力のために欠かせない“食”

トレーニングの次は“食”がトピックに。小笠原さんは特に選手や指導者としてユニフォームを着ていた時は、1年間の半分以上を遠征で転々とする日々を送っていた。

所属チームの本拠地である北海道や名古屋、福岡や広島といった遠征先。さらにはキャンプ地の沖縄・宮崎など各地の名産を堪能し、食にも精通していったという。

ミニ大さんが沖縄出身であることから沖縄料理の話にも花が咲いたが、この“食”が心身の活力として欠かせないと小笠原さんは考えを述べた。

「エネルギッシュで活動的な人は、頭も積極的に動いていると思います。運動するだけが行動的なことではなく、意欲的に脳内が働けばそれもイコールなのでね。

意識を活動的に持って行くためにはしっかりと食事を取ることです。デスクワークをしている人たちで少し甘いものを食べる人もいると思います。それは脳が一番カロリー消費するからではないかと。

例えば仕事で難しい本を読み解こうとしたり、意識して何かやろうとすると疲労感を感じる。気持ちの入り方で疲労度は違うんですよ」

身体だけでなく脳の疲労についても考えていた

現役時代は体づくりのために量を多く食べていたが、ユニフォームを脱いだ現在は食べ方にもしっかりと気を配っている。野球でも一つひとつの動きに意識を持っていた職人らしく、その意味を細かく説いた。

「気をつけているのは、食べる量を極力抑えるためにお茶碗の大きさを変えてメリハリをつけるようにしています。後はゆっくり食べた方がいいですよね。 早食いは内臓に負担がかかりますから。

よく噛んで食べることも大切です。大食いと言いますか、食べるのがとにかく好きな人は早くて噛まないんですよ。 どんどん食べてしまうのでね。そこも気をつけていますよ」

小笠原氏の金言の数々をメモ?するミニ大さん

環境への順応は「自分の空間に近づける」

ミニ大さんは遠征での話題に関連して、環境の変化について話を振った。沖縄から北海道を回るだけではなく、WBCや五輪など日本代表として国際試合を戦うなど、世界を渡った経験もあることから、その過ごし方に迫った。

「キャンプであれば一ヶ月いるので、空気清浄機や加湿器も揃えるなどして自分の過ごしやすいように部屋をアレンジするんですよ。

遠征先に行くと、仕事ではあるけども観光と同じ感覚を持つと言いますか、自分がリラックスできるように好きな時間を過ごすようにしていました。先ほど話題になった好きな食べ物やお店を探したりして、自分の空間ができていくんです」

環境の変化が常にある中、順応していくポイントを挙げた

この時期は新生活に向けた準備も考えるタイミング。新たな環境でも楽しめるような取り組みを参考になるよう、例を交えながら示した。

「転勤や進学などで違う地域に行く人たちはそこに住むわけですよね。順応するにはまず自分の住む空間を心地よい空間にすることが大切だと思うんです。

それは広い狭いではなくて、例えば自分の気に入ったものや見ると落ち着けるものを置くなど、自分の空間をいつもいる空間に近づけることが必要ではないかなと。

その上で視野を広げて見る。今話したそこのご当地を探してみるとか、どこか散歩してくつろげそうな場所を見つけるとか何でもいいと思います。散策してその“街を知る”ことが大事です」

遠征を通じても自らの視野を広げてきた

質問コーナーではバッティング講座が開講

終盤は会場からの質問コーナーが設けられた。野球少年も参加しており、球史に残る大打者にバッティングを聞くまたとない機会となった。少年から「オススメの練習法はありますか」と問われた小笠原さん。

始めに「まずはバット選び。みんなが持ってるから僕も同じのってなってそれが振りづらかったら困るよね。なので、しっかりと自分が振れるバットで徐々に振れるようになってきたら、もう少し重いバットに挑戦しよう」

と前段を話す。さらにそこから立ち上がり、即席のバッティング講座が開かれ、会場全体が一層真剣な眼差しを送った。

野球少年からの質問ではバッティング講座が開講した

「その次はしっかりと最後まで振り切れること。そのためには、上半身だけで振ってたらできないので、下半身・腰と一緒に使う。足を使うための練習として、まず両足をくっつけて振ってみる。

その後に足幅を変えて体重移動も交えた動きをイメージしてみてください。自分が一番振りやすい幅はどこか、どういう体勢であればアウトコース・インコース、高め・低めにバットに当ててヒットになりやすいかを掴んでいきましょう。

あとは前から飛んでくるボールに対してセンターへ返せるようにする。 次に逆方向、右打者であればセカンドやライトの方向にも打てるように意識していけば精度は上がってきます。

そういった練習を重ねて自分のスイングができるようになってくると、打球が遠くへ飛ぶようになったりとか、強い打球が打てるようになってもっと野球が楽しくなって来ると思います。今3つほど挙げてみたので、トライしてみてください」

未来ある野球少年と真剣に向き合った

健康であり続けることも「日々継続することで実現」

約1時間のトークショーは大盛況のまま終えた。始めは緊張したと話していたミニ大さん。小笠原さんとの軽妙なトークを演出し、「楽しかったです!」と笑顔で振り返った。

お互いそして会場全体が笑顔になるトークショーになった

そして、小笠原さんから会場へ挨拶。自身も気をつけている健康を市民全員が実現できるよう、現役時代から大切にしてきた言葉を添えてメッセージを送った。

「今日はありがとうございました。健康寿命というのは一日だけやれば延びるものではないです。 日々の積み重ね、継続することが大事だと思うので、個人個人でまずできることからやること。

それが大事なことですし、 今ミニ大くんが言っていたように“楽しかった”と言えることが一番だと思います。

一日一回でも楽しいと思えるように、小さなことでもいいので探してみるのも健康実現の第一歩だと思いますので、さまざまなバランスを取りながら、また今日からみんなで楽しく生活していきましょう」

健康も“継続”が礎になると最後に語った

現在WBCの解説といったメディア出演に加えて、野球教室や講演など活躍の場を広げている小笠原氏。その元気と活力の裏には、健康への高い意識が源にあった。

(了)

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