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「自分のバッティングが固まってきた」西武・古賀悠斗、飛躍を支える打撃の“軸”

現在貯金17でリーグ2位に位置する埼玉西武ライオンズ。強さの要因の一つに、チーム打率の向上がある。

昨季は得点と共にリーグ最下位だったことを踏まえ、年明けに西口文也監督は「守るだけでは勝てない。打たなければ勝てない」と、チームスローガンを『打破』とした。

そのスローガンの通り打ち勝つ試合が増え、今季はチーム打率・得点共にリーグ3位の数字をマークしている。

そんな中、存在感を発揮するのが入団5年目の古賀悠斗捕手。23日現在で83試合に出場し、打率.290・4本塁打・27打点。

得点圏打率も.348と勝負強さも持ち合わせ、6月11日の広島戦でプロ初の4番でスタメン出場するなど、指名打者と捕手を務めながら中軸を打っている。

本拠地で行われた8月15日のロッテ戦後、攻守両面で要を担う古賀に今季の打撃について問うとこう答えてくれた。

「自分の中でいろいろ試したりしている中で、少しずつ自分のバッティングが固まってきていると感じています」

7番・指名打者として出場したこの日、自身が意識していたのは気持ちの面だった。

「4番や2番でも起用してもらった中、なかなか思うように結果が出なかったので、シンプルに今日は“打つこと”だけを考えて打席に立ちました」

2日前の13日には4番・捕手としてスタメン出場し、そしてこの日は2安打を放った。日々打順やポジションなど役割が変わる中、それぞれのメリットを理解してプラス思考で臨んでいる。

「DHだとバッティングに専念できますし、キャッチャーだと守備でリズムをつくって打席に入れるので、僕はいいことだと考えています」

自身も捕手であることを活かし、配球やデータを常に頭に入れながらアプローチする。自身の打撃が固まってきたことで、その思考力がより幅を持たせるようになっていた。

「自分のバッティングが定まらないと、まずデータまでたどり着かないと思います。そこが固まってきたことで、悪くなった時も『次はこれをやろう』と、柔軟に考えられるようになりました」

チームは2位と首位ホークスを追いかける。勝利を積み重ねるため、終盤に向けてこう意気込みを見せた。

「試合に出る以上はDHであってもキャッチャーであっても、チームの勝利につなげられるよう自分の頭や体を最大限に使って、1試合1試合挑みたいです」

8月22日の楽天戦では0−0で迎えた8回、均衡を破る2点決勝タイムリーを放ち、その言葉通り自らのバットで勝利へと導いた。

試行錯誤の末につかみつつある打撃、そして扇の要としてもチームに貢献している背番号22。日々求められる役割を果たしながら、終盤戦も勝利へつなげるプレーを見せる。

(取材 / 文:白石怜平 ※写真はイメージ)

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