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松井稼頭央さんが高校野球女子選抜を相手に左右両打席で安打!イチロー氏からは「ピッチャーもある」と、登板の可能性も!?

西武そしてMLBでもプレーした松井稼頭央さんが、昨年に続き「SATO presents 高校野球女子選抜vsイチロー選抜KOBE CHIBEN」に出場。

「2番・遊撃」として2安打を放ち、チームの勝利に貢献した。

実はその裏で、かつて甲子園のマウンドを沸かせた“大阪のドクターK”が復活する可能性があったことが明かされた。

(写真 / 文:白石怜平)

「昨年以上のものを見せる」ため、1年間かけて準備

2年連続出場となった松井稼頭央さんは試合後、「本当に緊張感ある試合でしたし、体がバリバリになりました」と笑顔を交えながら熱戦を振り返った。

昨年は「何もわからない中試合に出ていた」としながらも、イチロー氏らメンバーの本気度を肌で感じ、確かな記憶に刻まれていたという。

「皆さんの想いを思い出しながら僕もこの1年間を過ごしてきたので、この1年でもこの日1試合じゃないですか。 そこに懸ける想いを感じていたので、緊張感を持って臨みましたし、いいチームでプレーさせてもらいました」

イチローさんからは「昨年以上のパフォーマンスを発揮してほしい」とまさに本気のリクエストがあった。それを受けてこの試合を意識してトレーニングを行っており、度々自身のSNSで練習模様もアップしていた。

「継続する難しさというのもありますし、昨年以上のものと考えるとより仕上げてこないといけない。なかなか状態が上がってこないケースもありましたし、そこをカバーするのもすごく難しいところでした」

それでもフルイニング出場し、左右両打席で安打も放つなど存在感を発揮。球史に名を刻む名遊撃手・名スイッチヒッターとして25,000人を超えるスタンドのファンに健在ぶりを示して見せた。

日米通算2705安打をマークした打棒をここでも見せた

実は投手・松井稼頭央の可能性も…?

この試合も最後まで投げ切ったイチローさんだが、実は2日前の練習時にあることを伝えられていた。

「実は『もしかしたらピッチャーの可能性もある』ということを言われていて。ただ僕は昨年肩の状態が良くなかったので、今年は肩を作ってきてねということで、ブルペンで20球投げてあとはイチローさんに判断してくださいという感じでした(笑)」

実際は遊撃手として守備の要を担いながら、左右の打席で出塁を重ねていたこともあり、「終盤になればなるほど体も重くなっていくので」と“登板要請”に不安を感じていたという。

「もう行くしかないなっていう思いもありましたから。結果投げなくてよかったです」と、安堵の表情を見せながら本心を明かした。

ただ、PL学園高時代は投手として名を馳せており、「僕も10代の頃は“大阪のドクターK”でしたから」と会見場を一瞬で笑いに包むなど、ユーモアさも見せた松井稼頭央氏。

久々にブルペンでマウンドに立った時には、当時の記憶と今の感覚が交差していた。

「傾斜ってすごいですよね。でもマウンドに立つと血が騒ぎますよ(笑い)。もし実際に投げるとなったとしたら、スピードはそこまで出ないので、コントロール重視になったと思います。

変化球はスライダーだけだから、長いイニングを投げるとなったらカーブを交ぜないといけないのかなとか考えながら投げていました」

投手として登板の可能性もあった

なおこの試合、“投手・イチロー”は127球で最速136km/hと昨季の記録を更新。9回を一人で投げ抜き完封。後ろから背番号「51」のマウンドさばき、そして練習時のブルペンでの投球を見て改めてリスペクトしていた。

「イチローさんが先ブルペン入って、僕がその後に入ったんですけどもやっぱり球速かったです。試合でも投げて、打席も1番で打って走って本当すごいですよね」

「来年も声がかかると思って」次回へ意気込み

また、今回も高校野球女子選抜の選手たちのレベルの高さを一層感じたと語った松井稼さん。

「先頭打者で出て、これはまずいなと思いながら守っていました」

イチローさんが絶賛し、試合後のお立ち台にも上がった福田稟選手(神戸弘陵)が初回に安打で出塁したシーンを思い起こした。このように女子野球が発展していく様子を対戦を通して感じており、今後の期待についてこう語った。

「今日のようにたくさんのファンの方の中でプレーすることもさらに成長につながって、女子野球がより一層広がっていくと思いますね」

次回出場に向けての気持ちも明かしていた

そして次回に向けて、「声がかかると思ってまた準備します」とも意気込んだ背番号「7」。その華やかなプレーをまた来年もグラウンドで見ることをファンは早くも楽しみにしている。

(了)

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