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「Dodger Day in Tokyo 2026」東京で分かち合ったワールドシリーズ連覇の歓喜 ドジャースが日本のファンへ贈った特別な二日間

2024年そして25年とワールドシリーズ連覇を果たし、世界の野球で頂点に君臨し続けるロサンゼルス・ドジャース。その熱狂の渦中にあるチームが、日本のファンへ向けた恩返しとも言える特別イベントを開催した。

TOKYO NODEで行われた「Dodger Day in Tokyo 2026」はドジャー・ブルーを身にまとったファンが多く来場し、連覇を共に分かち合う機会になった。

(取材 / 文:白石怜平)

東京でワールドチャンピオンを分かち合える二日間に

ドジャースは5月23日・24日の2日間、日本公式ファンクラブ「Dodgers Fan Club」のMVP会員を対象とした特別イベントを開催した。

会場には24年と2025年のワールドシリーズ優勝トロフィーやチャンピオンリング、大谷翔平選手をはじめとしたスター選手たちが実際に使用したユニフォーム・ヘルメット・ボールなども並んだ。

さらに、ワールドシリーズ優勝時のシャンパンファイトを再現したフォトスポットも設けられるなど、自ら“ドジャースの一員”になれる空間が広がった。

ワールドシリーズ連覇を誇る品々が日本に上陸した

また、テクノロジーの最先端を行くMLBチームらしさが凝縮された「3Dボリュメトリック体験」も実施。

映像ではドジャースタジアムのマウンドに立つ姿、そして大谷翔平選手との対戦がデジタル上で実現した。大谷選手との対戦は、”本塁打を打たれる”という設定に。

シーンは昨年の東京シリーズ2戦目に放った場面で、大谷選手がダイヤモンドを一週するところも再現されている。

グリーンバックのスタジオではサイン交換から投球、そして打たれた後のリアクションを記録。打たれてショックを受けたり喜んだりする様子など、参加者各々が大谷選手と対戦できた喜びや悔しさを表現した。

この対戦はQRコードを読み取って動画データを取得できるため、この対戦は永久保存版として残すことができる。

大谷選手から“本塁打を打たれる”特別な体験も

ドジャースの”象徴”ジャッキー・ロビンソン氏と日本の縁

そんな熱気に包まれる会場には、ロサンゼルスからドジャース ビジネス戦略アナリスト兼バイスプレジデントのセバスチャン・リーバス氏が来日。

23日にはOBの斎藤隆氏によるトークショーの後半にサプライズ登場し、このように挨拶した。

「このイベントは、私自身にとっても、ドジャースにとっても非常に特別なものです。なぜなら、ドジャースと日本のつながりの深さを改めて感じる機会だからです」

来日し、イベントで熱い言葉を寄せたセバスチャン・リーバス氏

リーバス氏は、事前にドジャースと日本の歴史を学んだ上でこの場に立っていた。70年近く前の球団と日本にまつわる話を披露した

「実は私自身も、この関係性について学ぶことがたくさんありました。ドジャースと日本のつながりは、1955年のワールドシリーズ初優勝後まで遡るんです。

当時、ドジャースは日本で試合を行っていました。そして、ジャッキー・ロビンソンの最後のメジャーリーグの打席は、ここ日本だったんです」

会場が驚きとともに聞き入る中、リーバス氏は“ドジャースの象徴”と称するジャッキー・ロビンソン氏の存在について続けた。

「ジャッキー・ロビンソンは、私たちにとって“人に影響を与える存在”の象徴です。その彼が最後の打席を日本で迎えたということは、ドジャースにとっても非常に意味のあることなんです」

今回の展示は、上で述べられた”象徴”からスタートしている。

ジャッキー・ロビンソン氏のメッセージと共に、4月の「ジャッキー・ロビンソンデー」に登板した大谷選手のユニフォームと写真の数々が飾られ、このルーツといえる歴史の1ページから昨年の栄光の軌跡を辿る道筋を敷いた。

展示はジャッキー・ロビンソン氏の名言から始まっていた

さらにリーバス氏は、ブルックリンからロサンゼルスへ本拠地を移した際、日本人スポーツジャーナリスト・鈴木惣太郎氏から贈られた石灯籠が、現在もドジャースタジアムに飾られているエピソードも披露した。

「その灯籠は、今でもドジャースタジアムのトップデッキに置かれています。ぜひ皆さん、今度ロサンゼルスに来た時は見てみてください」

新たな章を日本のファンと共に

歴史の話題は90年代へと移り、あのパイオニアについても語られる。

「野茂英雄は日本人ファンだけではなく、国境を超えて愛された存在でした。私の祖父は彼のことを“ノモ・エル・フェノメノン”と呼んでいました。それぐらい衝撃的な存在だったんです」

90年代中盤を席巻し、“ノモマニア”として社会現象を巻き起こした野茂氏の活躍。その後も斎藤隆氏ら多くの日本人がその系譜を繋いできたと強調した。

そして現在ドジャースには3人の日本人スターが在籍。3選手に改めて賛辞を送る。

「大谷は世界最高峰の選手の一人です。山本はポストシーズンを支配し、球団にとって非常に大きな存在になりました。そして(佐々木)朗希。彼はワールドシリーズ制覇への過程で、我々に希望を与えてくれる存在です」

佐々木朗希投手を救世主と評した

そう語った上で、リーバス氏は現在を“新たな章”だと表現。今回のイベントは単なる優勝記念イベントではなく、ドジャースが“日本のファンと共に歩んでいく意思”を繰り返し強調した。

「これは、ドジャースと日本の関係における“次のチャプター”なんです。だからこそ、私たちは今日ここにいます」

ワールドシリーズ連覇の喜びについて日本のファンと分かち合えることへの感謝を述べつつ、発足2年目を迎えた日本公式ファンクラブの未来についても言及した。

「まだファンクラブは“2年目”です。これからもっと成長していけると思っています。ドジャースと日本の関係を、さらに新しい高みへ連れていきたい。その未来を、皆さんと一緒に作っていきたいんです」

日本のファンとドジャースの新たな未来をつくりたいと述べた

今後はパブリックビューイングや限定アイテム、チケット割引だけでなく、8月〜9月頃の発表をめどに「プレミアムなトラベルパッケージ(観戦ツアー)」を計画しているというサプライズも明かした。

「ワールドシリーズ優勝はチームだけのものではありません。応援してくれる皆さんと共有して初めて、本当のお祝いになる。ロサンゼルスでもここ東京でも、それは同じなんです」

最後は会場全体での「Let’s go Dodgers!」の掛け声で締めくくった。TOKYO NODEに集まったファンたちの熱気は、この2日間でさらに醸成された。

ジャッキー・ロビンソンから続いてきた歴史、野茂英雄が道を切り拓き斎藤隆が繋いだ時代、そして未来を創る大谷翔平・山本由伸・佐々木朗希へ。

「Dodger Day in Tokyo 2026」は、ドジャースと日本の関係がさらに深く、強く結びついていることを象徴する期間となった。

(トークショー編へ続く)

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