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小笠原道大氏が縁深き国府台スタジアムで野球教室 技術とともに伝えた“挑戦の価値”

元プロ野球選手の小笠原道大氏が、4月29日に国府台スタジアムを訪れた。この日は地元の少年野球大会の決勝そして野球教室が行われ、その両方で少年少女たちに元気を与える機会となった。

会場となった国府台スタジアムは、小笠原氏にとって中学生時代から縁のある球場である。

昨年3月にリニューアルした際のオープニングセレモニーで以下のように語っている。

「国府台球場に初めて足を踏み入れたのは14歳の時、高校野球の応援で初めて来ました。それから今日まで様々な関係があります。NTT関東(現:NTT東日本)で過ごした社会人野球時代。子どもたちに向けた野球教室をやっていたのですが、その舞台はここでした」

そして現役時代から約20年続く自身の冠大会「小笠原道大杯(以下、小笠原杯)」もメイン会場として催されてきた。

2019年〜24年までの建て替え期間を経て、昨年から再び同大会決勝戦の舞台になるなど、小笠原氏と国府台スタジアムとの関係は今も続いている。

この球場との縁は中学時代から始まっている

この日の午前、市川市少年野球春季大会の決勝戦が行われた。試合後のセレモニーでは上位4チームそして個人賞13名が表彰を受ける。

小笠原氏は特別ゲストとして登場し、来賓と共に栄誉を讃えた。小笠原杯では閉会式で子どもたちへ将来の道標となるメッセージを送っており、ここでも心を奮い立たせる金言が伝えられた。

「ここまで来るのにさまざまな結果があったと思います。うまくいったプレーやいかなかったプレー。その全てが皆さんにとって今後に向けて大切なことです。でも、それ以上にもっと大切なことがあります。

それは“ベストを尽くしたか”。ベストを尽くした中での結果がとても大切です。皆さんはこれからも挑戦は続きます。どんな時でもベストを尽くして頑張ってください」

春季大会の決勝戦後、セレモニーにも登壇した

午後にはプロ野球OBクラブ主催の「第32回 シグマイン全国少年少女野球教室 2026」に講師として参加した。ユニフォーム姿で登場し、名前が呼ばれるとグラウンド全体のみならずスタンドを含め最も大きな拍手を浴びた。

前半の守備編では内野を担当し、キャッチボールの様子を見守りつつ最後はノッカーを務め、水上善雄氏(元ロッテ他)が講義で教えた基本を実践すべくサポートした。

守備ではノッカーを務め、大きな声で鼓舞した

後半のバッティングではロングティーで子どもたちにアドバイスを送った。

直前に谷沢健一氏(元中日)がタイミングの取り方を教えていた。小笠原氏もバッティングにおいてタイミングが最も大切だと考えており、昨年もプロ野球OBクラブによる野球教室に参加した際にその根拠を説いている。

「いろんなスイング・打ち方があるんだけれども、どんな打ち方であっても一番大事なのはタイミング。

どんなに自分たちがいいスイングをできていても、ピッチャーが投げるいろんな球に対して打席でタイミングが合わなければ、そのスイングはできないですし当たる確率も悪くなってしまいます」

楽しみながら上達できるよう子どもたちと向き合った

この日もロングティーが始まる前に子どもたちを集め、「ボールが来る前にタイミングを取っておくこと。それができて初めていいスイングができるからね」と谷沢氏の講義をおさらいしてスタートした。

その後は一人ひとりのスイングと打球を都度チェックし、身振りを交えて助言。瞬く間に打球に鋭さや速さが増し、笑顔で拍手を送る。

最後は子どもたちからのリクエストに応え、お手本として自らバットを持つ。現役時代から変わらない鋭い当たりでスタンドへと運んで見せ、その技術を披露した。

自身もスタンドに叩き込み、歓声も浴びた

3月からワールド・ベースボール・クラシック(WBC)やプロ野球公式戦の解説業、さらには講演・トークショーなどで活躍の場を広げている小笠原氏。

この日は思い出深いスタジアムかつ慣れ親しんだユニフォーム姿で球場を沸かせ、野球の伝道師として球界の未来を育む1日となった。

(写真 / 文:白石怜平)

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